放射能測定/放射能対策

2011年3月11日東日本大震災が発生し、その後の福島原子力発電所事故を受け、協和木材は2011年4月より各工程において放射線測定を実施しております。
当社の製品を安心してお使いいただくと同時に、従業員の安全性を確保することを目的としております。

※放射線の単位について

μSv/h(マイクロシーベルト/時間):その場所に1時間居続けた人が受ける放射線の量(人体への影響の度合い)。
㏜(シーベルト)は人が受ける被ばく線量の単位で、放射線を受ける側の人体に対して用いられます。

cps(カウント/秒):1秒間に検出した放出線の数

Bq/kg(ベクレル/キログラム):その物質を構成する原子の原子核が1秒間当たりに変化(崩壊)する数を表します。
原子核が崩壊することで放射線が出されるので、物質が放射線を出す能力値(放射能の強さ)の単位として用いられます。
欧米における一般食品の放射性セシウムの基準値1,250Bq/kgに対し、日本の基準は100 Bq/kg。この日本の一般食品の基準値に準じ、
当社の製品及びオガ粉・プレーナーの基準を100Bq/kgに設定しております。

①立木購入前検査

立木購入予定の山林において「空間線量」を測定します。ここで、0.5μSv/h超の場合は、購入を見送ります。基準値以下の場合であっても過去に高濃度線量が検出されている地域及びその付近の場合は、空間線量検査に加え樹皮検査を実施し、1,000Bq/kg以下であった場合のみ、購入を検討します。

【検査機器】AIR-COUNTER

②入荷前重量測定時検査

工場に入荷される丸太は全てトラックスケールにて重量を測定しますが、そこで同時に放射線検査を行います。
トラックがゲートを通過する際にゲート内に内蔵されているプラスチックシンチレーション検出器により合否判断を行います。
ここでバックグラウンド+100cpsを超えた場合は樹皮検査を実施し、樹皮検査において1,000Bq/kgを超えた場合は入荷禁止とします。工場内に線量の高い丸太が入ることを防止する体制としております

【検査機器】Cs-CheckerWOOD

③選木工程時検査

入荷前検査に合格した丸太は、選木機により径級毎に仕分けされます。
この選木機は径級測定機の前に放射線検出機が設置されており、ここでバックグラウンド+100cpsを超えた場合は樹皮検査を実施します。樹皮検査において1,000Bq/kgを超えた丸太は製材不可材とします。

【検査機器】Cs-CheckerWOOD

④樹皮検査

製材加工の前に丸太の皮むき工程がありますが、ここで排出された樹皮を毎日1回採取し検査を実施しております。
この検査において300㏃/kgを超えた場合、当該日に排出された樹皮は全て汚染廃棄物として処理します。

【検査機器】Cs-Checkermini

⑤製材加工工程時検査

製材加工の仕上工程において最終検査を実施します。
バックグラウンド+100cpsを超えた場合は当該製品に対し粉砕検査を行います。ここで100Bq/kgを超えた場合は出荷を禁止とします。※検査開始から2023年5月までに粉砕検査に至った製品の事例はありません。

【検査機器】Cs-CheckerWOOD

⑥オガ粉・プレーナー検査

製材時に発生するオガ粉やプレーナーを毎月1回検査します。
100Bq/kgを超えた場合は出荷を禁止とします。

【検査機器】RUG91-2

⑦焼却灰検査

当社は、木材を乾燥させる工程において必要な熱を、製材工程において発生する木屑を燃料とするボイラーにて燃焼させます。ボイラーの焼却灰は毎月1回検査しており、汚染廃棄物として適切に処理しています。

【検査機器】RUG91-2

⑧外部専門機関による検査

毎月1回、白河市加速器分析センターにて下記製品の検査を実施しております。
検査結果は当ホームページの「お知らせ」に随時掲載しております。