山林部門は、立木購入と伐採搬出管理、丸太の購入・販売、さらに伐採跡地への植林を行っております。地域の山林がより美しく、豊かな資源として次世代に残せるよう努めております。
山林所有者様から立木を購入します。山に入り立木を1本1本丁寧に調査をさせていただき評価を行なった上で、数量、金額を明瞭な形でご提示しております。造材方法は山林の価値に大きく影響します。山林所有者様が、「立木を売ってよかった」「また次世代のために植林をしよう」と思えるような造材・伐採計画を心がけております。また、山林所有者様の森林経営計画や思い描く将来の山の姿についてもしっかりとヒアリングし、大切な資産が未来へ繋がるようご提案しております。
立木の伐採・搬出は当社のパートナー企業に依頼しております。径級・材長毎の伐採数量やスケジュールの調整、山林作業の環境・安全管理を当社で行っております。完成品に対応した素材の材長コントロールが可能なため歩留の面で有利となります。工場の製材計画に応じて安定的に原木が入荷できるよう、山林作業工程や進捗の管理を行うとともに、パートナー企業である素材生産業者様が年間を通じて安定した伐出作業ができるよう努めております。
山林所有者様からの”私有林購入”が当社の特徴ですが、国や自治体が所有する”国有林・公有林購入”も行っております。原木市場や、立木の状態で販売されているシステム材の入札購入も組み合わせることで、より安定的な素材入荷に努めております。
また、弊社において取扱いのできない樹種や製材対象外の丸太が伐採・搬出された際は、他の製材業者や原木市場に販売をしております。
製材用に利用できない低質原木や枝葉、幹の根張り部等は林地残材として山林の伐採現場に放置されるケースが少なくありません。当社はこの林地残材を積極的に回収し発電用燃料としてチップ販売をしております。木材は無駄な部分はありません。山の資源を大切に利用し、より高い価値を創出することで国内の山林の持続可能性を追求しています。